マクロン大統領の発言が物議に

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マクロン大統領が4日にコレーズ県の職業訓練学校を訪問した際の発言が物議を醸している。大統領に同行した地元ヌーベルアキテーヌ地域圏のルーセ議長(社会党)が、ユセル市の鋳造所における人員確保に困難があると述べたのに対して、大統領は、「大騒ぎをする代わりによそに仕事がないか見に行った方がいい人たちがいる」と言明。折しも、会場付近では、経営難の地元企業GM&S(自動車部品)の従業員らが大統領との面会を求めて押しかけ、警備の憲兵隊と押し合っていたところであり、大統領の発言を巡っては、民衆層に対して侮蔑的な言葉だと批判する向きもある。大統領府はこれについて、発言はGM&Sの従業員を念頭に置いたものではないと釈明している。
大統領の最近の発言では、「無為の者(フェネアン)」という言葉が、「仕事もせずに抗議行動ばかりしている」という趣旨の批判と受け取られ、左翼勢力が大統領を非難する際の合言葉になったことが記憶に新しい。大統領はまた、経済相時代に、経営難企業の従業員の多くを「非識字者」であると言明し、物議を醸したという前例もある。左派系日刊紙リベラシオンは、こうした大統領の言動をサルコジ元大統領の乱暴な言動に似ていると指摘。日刊紙パリジャンは、大統領が存在感をアピールするため、意図的にこうした言葉を用いているとの見方を示した上で、一部の有権者層が離れてゆくリスクがあると指摘している。