パリ司法警察本部、シテ島から移転

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パリ・シテ島にある司法警察本部の移転が9月29日に終了した。パリ17区に新設の建物への入居が完了した。
シテ島の司法警察本部は、住所をとって「オルフェーブル河岸36番地」の愛称で呼ばれる。この建物に本部が入居したのは1913年で、それ以来、パリの犯罪史を彩る有名な犯罪者たちがここで取り調べを受け、数多くの逸話の舞台となった。また、「メグレ警部」をはじめとする幾多の刑事物でもその名は広く知られている。移転先は17区のはずれ、クリッシー・バティニョル地区に新設のガラス張りのビルで、司法警察の住所は「バスティオン通り36番地」と、パリ市の計らいで「36」という番号が維持された。移転した警察官らの間では、交通の便が悪いことや、地区の建設工事がまだ進行中で車両の乗り入れなどの不便が多いことから、業務に支障が出ると不評も目立つ。また、併設されるパリ地裁の移転がまだ始まっていないことも、予審判事との連携が難しくなり不便だと不満の声が上がっている。なお、テロ対策のための出動に不便であるという理由から、特殊部隊BRIはシテ島の建物に残った。
司法警察本部の移転後の跡地の利用についてはまだ決まっていない。博物館を整備するという構想もある。