マルセイユでテロ、通行人2人が死亡

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マルセイユ市のサンシャルル駅前で1日午後、ブッチャーナイフで武装した男が女性2人を殺害する事件があった。男は警戒中の軍人により射殺された。同日夜に「イスラム国」が犯行声明を出した。警察はテロ容疑で捜査を開始した。
事件は同日の13時45分頃発生。駅前の広場で、犯人の男が突然、若い女性を隠し持っていた刃物で襲撃。男はこの時、「アラー・アクバル(アラーは偉大なり)」と叫んだ。男は17才と20才の女性を刃物で襲った後、警戒中だった軍人らにより射殺された。女性は2人とも死亡した。
警察の調べによると、犯人は北アフリカ系の30代の男で、指紋照合からアルジェリア系であることが判明。男は数年前から仏南東地方に居住していた不法滞在者で、盗難などで数度の逮捕歴があった。数日前にリヨンで万引き容疑で逮捕後に釈放されていたとの報道もある。男はイスラム過激化については当局のマークの対象とはなっていなかった。なお、男は複数の身元を使い分けていたといい、警察は詳細を調べている。
フランスではこれまで、往来における通り魔的なイスラム過激派によるテロの場合、標的となったのは軍人や警官だった。一般人を無差別に襲ったと見られる事件は、英国では発生しているが、フランスでは前例がない。イスラム過激派によるテロの行動様式の変化を反映したものである可能性もある。
事件後、サンシャルル駅付近は完全に封鎖され、列車の運行も中断された。運行は同日夜から段階的に再開された。