ガソリン車よりも二酸化炭素排出が多いディーゼル車=環境保護団体調査

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ルモンド紙は19日付で、欧州の運輸分野の環境保護団体T&Eがまとめた調査結果を報道した。ディーゼルエンジン車はガソリンエンジン車に比べて、二酸化炭素の排出量が大きいという結果が得られた。メーカー側は、二酸化炭素の排出量が少ないことをディーゼル車のセールスポイントとしてきたが、その主張に真っ向から対立する結果となった。
T&Eの調査は、自動車のライフサイクル全体で発生する二酸化炭素の量を、交通(燃料製造過程で発生する二酸化炭素含む)、エンジン製造、バイオ燃料消費の3項目について、ディーゼル車とガソリン車について比較した。その結果、ディーゼルは全体で42.65トン(交通が34.8トン、エンジン製造が5.25トン、バイオ燃料が2.6トン)、ガソリンは39トン(同33.2トン、5トン、0.8トン)となり、すべての項目でディーゼルの方が発生量が大きかった。ただ、ライフサイクル当たりの走行距離は、ディーゼルが18万2000km、ガソリンが17万5000kmで、ディーゼルの方が多い。1000km当たりの発生量で比べると、ディーゼルが234kg、ガソリンが223kgとなる。走行距離当たりの発生量で比べると、交通に限ればディーゼルの方が発生量がわずかに少ないが、エンジン製造と、とりわけバイオ燃料でディーゼルの不利が目立つ。バイオ燃料の製造過程で発生する二酸化炭素が、バイオディーゼル(市販の燃料に5%混入)の方が、ガソリン向けのバイオエタノール(同じく5%混入)よりはるかに多いことが響いている。