実業家のピエール・ベルジェ氏が死去、イブ・サンローランの伴侶

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterEmail this to someoneBuffer this page

実業家のピエール・ベルジェ氏が8日、南仏の自宅で死去した。86才だった。
ベルジェ氏は1930年、中西部のオレロン島で生まれた。17才の時、高校を卒業せずにパリに出て、まずジャーナリストとして仕事を始めた。のちに画家のベルナール・ビュフェの恋人兼マネジャーとなり、ビュフェの経済的な成功に貢献。次いで1957年10月に若きファッションデザイナーのイブ・サンローランと出会い、生涯の伴侶としてサンローランを支えた。サンローラン(1961年)の経営者として、プレタポルテへの進出とプレタのブティック開店(1966年)などを通じて、ファッションの普及に貢献し、ファッション業界に新しいページを切り開いた。
芸術への深い造詣を活かし、実業家として築いた財産によるメセナ事業でも有名で、各界の著名人・有力者らと幅広い関係を築き、影響力を行使したことでも知られる。同性愛者として、エイズ救済の募金活動には全力を挙げて取り組んだ。ルモンド紙の建て直しを期して、実業家3人(ほかにグザビエ・ニエル氏とマチュー・ピガス氏)で主要株主として同紙に出資した(2010年)ことでも知られる。最近ではイブ・サンローラン記念美術館をパリとマラケシュ(モロッコ)に10月に開く準備を進めていたが、開館には立ち会えなかった。