ハリケーン通過のアンティル諸島、仏海外自治体で大きな被害

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超大型で猛烈な強さのハリケーン「イルマ」が6日から7日にかけて、アンティル諸島を通過した。仏海外自治体のサンマルタン島とサンバルテレミー島が直撃を受け、多大の被害が出た。
イルマは最大風速が秒速80メートル超と、過去最大級の強度の暴風雨となった。暴風雨圏はフランス全土がすっぽり入るほどの超大型のハリケーンで、被災地では33時間に渡り強風が続いた。フランス海外自治体のみの8日朝時点の集計では、サンマルタン島で4人が死亡、負傷者は50人を超えている。物的被害も甚大で、サンマルタン島では建物の9割近くに被害が出ており、サンバルテレミー島でも7割近くの建物に損傷が生じた。現地ではライフラインの機能が停止しており、政府は軍を動員するなどして救援物資の輸送に着手。消防隊員400人と救急医療団150人を派遣すると共に、略奪行為を抑止し、治安を維持する目的で、兵隊・機動隊400人を派遣した。
サンマルタン島は、フランス領とオランダ領により構成され、住民数は3万5000人に上る。サンバルテレミー島は全体がフランス領で、住民数は9400人。いずれも観光を主要産業とする。