ワイン用ブドウの収穫始まる:今年は収穫量大幅減の見込み

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterEmail this to someoneBuffer this page

ワイン用ブドウの収穫が国内の産地で始まった。今年は霜害の影響などで収穫量が大幅に減少することが確実となっている。
農業省が25日に発表した推計によると、2017年物のワイン生産量は3720万ヘクトリットルとなる見込みで、これは、前年比で18%減に相当、過去5年の平均と比べても17%少ない水準となる。最終的な生産量は3700万ヘクトリットルを割り込むという厳しい見方もあり、1945年以来で最低の水準にまで後退する可能性もある。
最大の打撃はやはり4月の霜害で、ボルドー、シャラント、アルザス、ジュラで特に影響が大きかった。コニャックの原料となるシャラント地方産のワイン生産量は前年比で31%の大幅減を記録する見込み。逆に、シャンパンの産地であるシャンパーニュ地方では、霜害で23%の耕作地が被害を受けたものの、霜害後に出た芽により回復が順調で、1ヘクタール当たりで1万-1万1000トン程度の収穫量が確保できる見通しとなっている。
他方、高温と乾燥は品質面では好影響を及ぼしたといい、2017年物は品薄だが高品質の当たり年となる公算が強いという。その一方で、収穫量の激減により、小規模な経営体を中心に資金繰りの困難が生じることが懸念されている。