ユーロ圏経済、堅調な成長局面に

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1日発表のユーロスタット(欧州統計局)統計によると、4-6月期のユーロ圏の経済成長率は0.6%(前の期比)となり、1-3月期の0.5%を上回った。前年同期比では2.1%の成長率を記録、2011年以来で最高の成長率を記録した。
国別では、フランスの0.5%、ベルギーの0.4%に対して、オーストリア(0.8%)やスペイン(0.9%)では高めの成長率が記録された。全体として、失業率の低下(6月に9.1%)により個人消費が活性化され、インフレ率が低めで留まっていることも追い風となって、消費が経済成長を押し上げる役割を果たしている。また、企業設投も2年間で8.5%増を記録しており、さらに、世界経済の回復の効果で貿易も拡大している。ユーロ圏内の生産活動も促進されており、鉱工業生産は5月に前月比で1.3%増を記録した。
今年の残りの6ヵ月間がゼロ成長だったと仮定した場合でも、通年経済成長率は1.7%に上り、国際通貨基金(IMF)が予測する1.9%は容易に達成できる勢いになった。成長率が2.2%に達すると予測する向きもある。下半期にかけては、ユーロ高の進行が輸出に悪影響を及ぼす懸念があるのが不安材料だが、経営者の景況感は今のところ良好な水準で推移している。