女優のジャンヌ・モローさんが死去、89才

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フランスを代表する女優のジャンヌ・モローさんの訃報が7月31日に発表された。89才だった。同日朝に自宅に通勤した家政婦が遺体を発見したという。自然死とされている。
モローさんは1928年にパリで生まれた。父親は飲食店を経営、母親は英国人のダンサーだった。早い頃から女優を志し、コンセルバトワールから国立コメディフランセーズの団員を経て、国立劇団TNPに入った。舞台女優として活躍後、1950年代には大衆映画にも出演し、ジャック・ベッケル監督の「現金(げんなま)に手を出すな」(1954年)ではジャン・ギャバンに平手打ちを受ける印象的なシーンを演じている。本格的な評価を得たのはルイ・マル監督「死刑台のエレベーター」(1958年)で、夫を殺した恋人の到来を待ちわびる「運命の女」の役回りを、底知れぬ魅力で演じて注目を集めた。フランソワ・トリュフォー監督「突然炎のごとく」(1961年)でも、奇妙な三角関係の「運命の女」を演じており、歌を歌う場面が特に知られている。その後もオーソン・ウェルズやルイス・ブニュエルら大監督の作品も含めて数多くの映画に出演し、世界的に活躍した。自由を愛した気骨のある人物としても知られ、映画界に留まらず幅広く尊敬を受けていた。