ローマで水不足、近く断水が開始へ

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イタリアの首都ローマでは、少雨続きで水不足が深刻になっている。このままだと、28日から本格的な給水制限が始まり、ローマ市内では1日につき最大8時間の断水という抜本的な対策が導入される。
この数ヵ月はイタリアで全国的に少雨が続いており、そのせいで山火事の被害も相次いでいる。ローマのある中部のラツィオ州では、12月以来の累積降水量が250mmと、平年の420mmに比べて著しく少なく、特に6月は平年に比べて74%減、7月は同72%減と、このところ一段と降水量が減っている。ローマへの飲料水供給の8%に貢献するプラチャーノ湖では水位が平常より1.5メートルも低くなり、このままでは生態系に危険が及ぶことから、状況が改善しなければ、28日以降は取水を停止することが決まった。ローマ市内では既に、減圧給水が始まっており、高台などでは水の出が悪くなっているが、28日からは断水に移行することになる。
ローマでこれほどの規模の渇水になるのは200年ぶりという。ローマの場合、長年の投資不足が祟り、無収水率(漏水などで消費者に届かない水が占める割合)が44%と極めて高く、気候上の問題に加えて、背景には構造的な問題もある。