オオカミ駆除の新上限決まる

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政府は20日付の官報に、2017-2018年度のオオカミ駆除上限を40匹と定める省令を公示した。この問題を巡っては、農業省と環境省の間で厳しい対立があり、大統領裁定を経てようやく決定が下ったという。
前年度の上限は36匹と定められており、これと比べて4匹増える。ただ、前年度には4匹の駆除の超過分が事後的に承認されており、実績ベースでは前年度並みということになる。前年度は6月末日で終了、7月に入ってからは、新たな省令が公示されていなかったことから、狩猟が中断されていた。
フランスでは長らくオオカミが姿を消していたが、この数十年間で国内に再び定着した。公的集計によると、国内のオオカミの個体数は現在、約360匹に上り、前年比で23%増えている。群れの数は42(前年は35)に上り、定住する地区数は57と、1年間で8ヵ所増えた。牧畜業者は、より多くの数を駆除しなければ、羊など家畜を保護できないと主張。逆に、環境保護団体は、駆除しても効果はなく、家畜の群れを守る適切な手段を組織的に導入するのが先決だとしており、両者とも、それぞれの理由から新たに設定された上限を批判している。
ユロ環境相は、オオカミ対策の抜本的な見直しを約束。9月にもすべての関係者を集めた協議を開始し、2018年年頭から4年期限の全国対策プランを適用すると予告している。