スマートグラスの字幕サービス、アビニョン演劇祭で試験提供

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現在開催中のアビニョン国際演劇祭では、スマートグラスを利用した字幕サービスが提供され、注目を浴びている。開発したのは仏ベンチャー企業シアター・イン・パリス。宮城聡演出の「アンティゴネ」をはじめとする主要公演で各20体が観客に提供された。シアター・イン・パリスは2014年の設立。市販のスマートグラスを用いて、芝居の進行に合わせて数ヵ国語で字幕を表示するソフトウェアを開発。「アンティゴネ」の場合は英仏アラビア語の3ヵ国語を表示した。翻訳は提携先の独Panthea社が担当。スマートグラスとしてはエプソン社製の製品を採用。シアター・イン・パリスは、現時点で最良の仕様だと採用の理由を説明しているが、デバイスを選ばないソリューションの開発を目指している。デバイスとの接続はWiFiで確保する。
シアター・イン・パリスはこれまでに欧州のフェスティバルや劇場でサービスを試験的に提供。今回のアビニョン国際映画祭ではより一層の知名度獲得と、利用者のリターンを得て新機能の追加などサービスの拡充を狙っている。将来的に、スマートグラスの価格が下がり、大衆化する頃をにらんで、劇場による一括採用などの需要に応えられるようなノウハウの蓄積を目指している。