パリ市、夏季の暑さ対策で調査結果を発表

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パリ市はこのほど、市内の夏季の気温の分布に関する調査結果を発表した。夜間に気温が低めの地区を特定し、その条件を検討することで、夏季に市内を過ごしやすくする工夫を講じる出発点にする目的で調査を行った。
都市部では、ヒートアイランド現象により2100年までに所により8度も気温が上昇する可能性があるとの予測もある。今回の調査では、地表の気温を各所で測定し、さらに上空からサーモグラフィーによる撮影を行って、気温の分布を調べた。これによると、やはり緑地では夜間の気温が低く、モンソー公園の場合は周りより2度も低い。水のある場所は、水は冷めにくいことから夜間には気温より水温の方が高くなるが、宵の口には気温を下げる清涼効果がある。街路では、道幅が狭く、その割に高めの建物に囲まれているところでは熱が逃げず、夜間も高温が続くという。
調査をまとめたパリ市の都市計画担当の付属機関APURは、熱が貯蔵されやすい舗装材を避けたり、熱を反射しやすい明るい色の舗装材を採用する、街路樹を効果的に植える、熱の発生を軽減する(自動車の交通を制限する、地域冷房の整備など)といった対策を勧告。なお、この調査に基づいて、涼しい場所を表示する地図のサービスが、来年夏から開始される。