革命記念日:トランプ米大統領夫妻が列席

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14日はフランスの革命記念日に当たり、同日午前にはシャンゼリゼで恒例の軍事パレードが行われた。マクロン大統領は、就任後初の革命記念日の機会に、第1次大戦への米国参戦100周年を記念してトランプ米大統領夫妻を招待した。大統領夫妻は13日にパリに到着。大統領は、エッフェル塔上のレストラン「ジュールベルヌ」で夕食会を開くなどしてトランプ米大統領夫妻を歓待し、友好ムードを盛り上げた。両首脳は13日に開いた共同記者会見で、気候変動対策など懸案の問題には触れず、両国間で足並みの揃うテーマについて言及。イスラム過激派対策での協力を確認し、シリア問題については、国連の支持を得て、戦争終結後のロードマップを構築するためのコンタクトグループを設置する考えを示した。
マクロン大統領は、国際社会で孤立気味で、国内でも厄介事を抱えるトランプ米大統領を「友人」として歓待することを通じて、米国とのパイプを確保すると共に、大所高所に立ったひとかどの人物という印象を国民に示すことを狙ったと考えられる。大統領は軍事パレードの終了後、トランプ米大統領を見送った後、ニース市に赴き、1年前に同市で発生したテロ事件の1周忌の式典に出席。ニースに向かう専用機には、やはり式典に出席するオランド前大統領とサルコジ元大統領の2人が同乗し、犬猿の仲だった2人の大統領経験者の対立を乗り越えて国民の結集を図る大統領というイメージを売り込むことに努めた。大統領はそうしたイメージ戦略の一環で、革命記念日のインタビューといった、国民向けの発言の機会を極力避けて、大統領の威厳を保とうと努めてもいる。こうしたメディア戦略には、痛いところを突かれて答えに窮するといった場面をあらかじめ排除できるという利点もある。