ローマ法王フランシスコ、パスカルの列福に賛意

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ローマ法王フランシスコは8日付の伊日刊紙ラレプブリカとのインタビューの中で、ブレーズ・パスカル(1623-1662)の列福に賛成する考えを明らかにした。列福のための手続きを申請する考えを示した上で、審査機関に法王として個人的に列福に賛成する旨を伝えると述べた。
パスカルは17世紀フランスを代表する知識人で、今日まで残る数学や科学上の業績で知られる。1654年に神の霊感を受けて決定的な回心を遂げて以降、キリスト教の信仰に依拠した思索を深め、遺稿となった名高い「パンセ」などの作品を残した。パスカルはジャンセニスムという、今日なら原理主義的セクトとも言うべき宗派に属し、主流派のイエズス会の精神的な堕落を厳しく指弾した。ジャンセニスムは弾圧の対象ともなったが、現法王のフランシスコはイエズス会の出身であり、300年余りを経て和解に至ったことになる。列福により至福者となるには、本人に絡んで奇蹟が起きていることが条件だが、姪が眼病から癒される「聖なる茨の奇蹟」(1656年)なる事件が伝えられており、これなどが根拠として使われるのだろうか。