未来のファッション

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牛乳から抽出されるプロテインを原料にした生地で作られたワンピースや大気汚染に反応するケープ。これは現在パリのイベントスペース、ゲテ・リリックで7月2日まで開催されたファッション展(ファッション・テック・フェスティバル)に出展された作品だ。スタイリスト、科学者、アーティストなどがモードとテクノロジーを融合させて造った作品ばかり30点ほどが集められた。「環境」が大きなテーマの一つである。
ドイツ人微生物学者のAnke Domaskeは、牛乳から抽出されるプロテインを原料とするエコロジカルな生地を発明した。2012年に特許登録された「Qmilch」はしっかりしていて殺菌力があり、触り心地はコットンに近い。大量の水を投入して綿花を栽培するのではなく、過剰に生産される牛乳の二次的活用が可能となるソリューションは未来を感じさせる。
ポーランド人アーティストのKasia Molaは喘息持ち。この度、ロンドンのキングスカレッジの研究者達と恊働し、大気汚染に反応するケープを作った。大気汚染のレベルを白、青、赤などと色分けする。バスが横を通り過ぎたときは排気ガスをとっさに察知して色を変える。アートとサイエンスの中間とも言える作品で、様々な製品に応用される可能性も大きいが、投入されたセンサーが1000ユーロと値が張るのが難点。
ロンドンのクリエーションスタジオのCuteCircuitは聴覚障害者でもコンサートの経験を可能にするシャツをハンブルグのオーケストラ「Junge Symphoniker」とともに開発した。音響がセンサーを通じてレベルの違うバイブレーションに変換されるという。