ロシア発の偽ニュースボット、世界の世論を操作か

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英オックスフォード大学がワシントンで発表した報告書によると、主にロシア発のボットが、偽ニュースを拡散し、世界の世論を操作しようとしている。報告書は、ブラジル、カナダ、中国、独、ポーランド、台湾、ロシア、ウクライナ及び米国におけるSNS上でのボット利用について調べた。報告書は、インターネット上での偽ニュースボットは、民主主義に対する最も強力な攻撃武器の一つだと指摘。攻撃の大半はロシア発のものだが、中国や、攻撃を受けている国々から発せられた攻撃もあると結論した。
報告書によると、ロシアのサンクトペテルブルク市には、数百万ドルの予算を伴い、数百人が勤務するサイバー攻撃センターがある。ロシアによる操作は、矛盾する多くのニュースを流し、混乱を引き起こすという手法に特徴がある。また、攻撃の目的は、必ずしも偽ニュースを流すことではなく、政治に無関心な層を生み出すことでもあるという。報告書を作成したチームが、選挙や政治危機、安全保障に関する問題が発生した際に7つのSNS上で流布された数千万件のニュースを分析したところ、ロシアでは、政治に関する議論の45%がほぼ自動化されたアカウント経由で流通していた。報告書はまた、ボットが2016年の米大統領選に影響を与えたとの判断を示した。