第2次フィリップ内閣が発足へ:フェラン国土整備相は議員団長に転出

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総選挙の終了を経て、フィリップ首相は6月19日、内閣総辞職をマクロン大統領に通知した。大統領はこれを了承した上で、フィリップ首相を再度、首相に指名し、組閣を要請した。新内閣の顔ぶれは6月21日までに発表される。
総選挙後の内閣総辞職は通常の手続きで、選挙結果によらずに行われる。マクロン大統領のLREM党が大勝したことから、基本的な人事は現状維持になるものと予想されるが、組閣人事を待たず、19日中にフェラン国土整備相が辞任する旨が発表された。フェラン氏は、2012年の下院議員就任前に、共済保険のトップを務めていた当時の公私混同問題が報じられ、司法当局による予備捜査も開始されている。フェラン氏は逆風の中で総選挙を戦い、18日の決選投票で当選を果たした。マクロン大統領は、フェラン氏に内閣を離れて、下院のLREM議員団の団長に就任するよう要請したとされており、みそぎを果たしたフェラン氏に重要ポストを与えて内閣から遠ざけたという格好になる。とはいえ、下院の与党議員団団長は戦略的に極めて重要なポストで、このポストをフェラン氏に任せたということは、大統領が事件にもかかわらずフェラン氏に全幅の信頼を変わらず寄せていることを示している。
なお、グラール軍隊相(MODEM)は20日、第2次フィリップ内閣への入閣を辞退する旨を明らかにした。同相が所属するMODEMを巡っては、欧州議会を舞台にした架空雇用疑惑が浮上しており、グラール氏も欧州議員として、当局による予備捜査の対象となっている。同氏は、自由な立場で自らの誠実さを立証することに専念したいと、辞任の理由を説明している。

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