パリ・シャンゼリゼ大通りでテロ未遂事件、犯人は死亡

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6月19日午後、パリのシャンゼリゼ大通りでテロ未遂事件が発生した。犯人1人が死亡した以外は死傷者はなかった。
事件は20日の午後15時48分に発生した。大通りを警戒中の憲兵隊の車両に乗用車が衝突。乗用車は衝突後に炎上した。憲兵隊員らはドライバーを救出して自動車の消火活動に当たり、付近を立ち入り禁止とした。衝突した乗用車の内部からは、ガスボンベ2本と拳銃及びライフル数丁が発見されており、当局はテロ未遂事件と断定して捜査を開始した。犯人のドライバーの男性は炎上時に負った負傷のために死亡した。
犯人の身元は、所持していた身分証などからアダム・D(31)と判明。この人物は、イスラム過激化を理由に、2015年以来、当局の監視対象(「ファイルS」に登録)となっていたが、所持していた武器は合法的に取得したもので、本人は2012年以来、銃器所持の免許を保有していた。ちなみに、アダム・Dに犯罪の前歴はなかったため、狩猟クラブに所属して訓練を受けることで免許を取得することができた。その後の「ファイルS」登録を経ても、免許は取り消されていなかった。
当局はパリ郊外アルジャントゥイユ(バルドワーズ県)の家宅捜索などを実施、背後関係を調べている。シャンゼリゼ大通りでは、去る4月20日に警察官を狙ったテロ事件があり、この時は警察官1人が死亡、犯人も射殺された。ちょうど1ヵ月が経過しようとする時に起こった事件であることから、前回の事件を念頭に置いた犯行である可能性が高い。

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