医学アカデミー、卵子凍結保存の解禁を提案

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医学アカデミーは19日、卵子凍結保存を認めることを提案する意見書を賛成多数で採択した。フランスでは、不妊症を併発すると考えられる疾病にかかった女性について、将来的に生殖に用いるために自らの卵子を凍結保存することが認められており、最近では、卵子提供に応じる女性に特典の形で自家用の卵子を保存する可能性が認められるようになった。これ以外の凍結保存は認められていないが、最近では、凍結保存を望んで規制が緩い外国(英国、ベルギー、イタリア、スペイン、チェコなど)に赴く女性も増えており、医学アカデミーは、枠組みを設けた上で解禁する方がよいとの意見書を採択した。
アカデミーは意見書の中で、卵子の生産が衰え始める35才の時点で、安定したパートナーがいないなどの理由で当座は妊娠・出産の見通しがない女性について、卵子を採取し、凍結保存を行うことを認めるべきだとする見解を示した。同時に、方法や費用、失敗のリスクや最適の採取年齢等について、説明を尽くす義務を導入することも求めた。冷凍保存を認めることは高齢出産を助長することになりかねないとの批判については、出産年齢の上昇は既に明らかな傾向になっており、時代に即応した対応に過ぎないと反論している。アカデミーの意見書に拘束力はないが、卵子冷凍保存を巡る議論に一石を投じた格好になった。

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