ANSES、食料品パッケージの鉱物油含有を問題視

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仏食料品安全機関のANSESは9日、食料品のパッケージに用いられる紙に含まれる鉱物油の危険性に関する意見書を公表した。インクの中に含まれるMOAH(芳香族炭化水素鉱物油)及びMOSH(飽和炭化水素鉱物油)について、食品との接触により汚染がなされるリスクを指摘、対策を呼びかける内容となった。
意見書は特に、リサイクル紙を用いた包装材に、リサイクル材料に残留していたインクに由来する鉱物油の含有が生じるリスクを指摘。米やパスタ、レンズ豆など、紙に直接に接触する形で販売される食品への影響に懸念を示している。
炭化水素起源の鉱物油のうち、特に一部のMOAHについては、突然変異や遺伝子障害を引き起こす変異原性があるなど、危険性が知られている。NGOのフードウォッチが2015年に行った調査(独仏オランダで実施)によると、調査対象の食品の60%からMOAHの痕跡が発見されており、同団体はこれを根拠に、欧州委員会に対して規制値の制定や、紙・ボール紙の包装が食品と接触しないようにする対策の義務化などを要求している。仏大手流通業者6社は、自主的な取り組みとして、2016年11月に、自社のPB商品におけるMOAH及びMOSHの含有量軽減の努力を約束している。