大統領選:ワールプールのアミアン工場で両候補が火花

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterEmail this to someoneBuffer this page

ポーランドへの移転による閉鎖が決まった米ワールプール(家電)のアミアン工場を、大統領候補2人が4月26日に相次いで訪問した。
アミアン工場の従業員らは閉鎖に反対して工場を占拠する抗議行動を続けている。マクロン候補は当初、同工場の労組連合の代表と商工会議所で会談する予定で、工場を訪問する予定はなかったが、極右FNのマリーヌ・ルペン候補は先手を打って同日に工場を訪問。FNの支持者を少人数集めた短時間の訪問ではあったが、国営化してでも工場を守るなどと約束、工場の従業員から歓迎を受ける様子をメディアを通じてアピールすることに成功した。これを受けて、マクロン候補は予定を変更して急遽、工場を訪問。訪問時には従業員らにやじられる場面もあったが、報道陣の取材は認めない形でより長時間に渡り従業員らと対話し、ルペン候補の甘言に惑わされてはならず、大衆扇動的なやり方を受け入れてはならないと力説した。従業員の反応は懐疑的だったが、敵対的な人々が多い工場に足を運んだ勇気を評価する向きもあった。
選挙戦でルペン候補は、グローバル化の負け組である層からの支持の増幅を通じた形勢逆転を狙っている。マクロン候補がこれに抗い、リードを固めることができるのかが焦点となっており、26日の工場訪問は、そうした選挙戦の展開を象徴する事件となった。