フランスの公共財政支出、欧州で最高水準

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EU統計局によると、ユーロ圏19カ国の財政赤字はGDP比率で2016年に1.5%となった。2015年の2.1%から顕著に縮小した。EU28カ国でも2015年の2.4%から2016年には1.7%に縮小した。また政府債務残高のGDP比率は2016年末にユーロ圏で89.2%、EUで83.5%となった。2015年末には90.3%と84.9%だった。
なお、仏レゼコー紙はEU統計局の数値に依拠して、フランスの政府財政支出のGDP比率が2016年に56.2%で、欧州で最高になったと報じた。前年まではフィンランドのほうが高かったが(フィランドは57.0%、フランスは56.7%)、2016年にはフィンランドは56.1%と僅差だがフランスを下回った。なお、ユーロ圏の平均値は2016年に47.7%で、両国はこれを大きく上回っている。
ユーロ圏の平均は2008年に46.6%だったが、経済危機に際して各国が財政政策による景気対策を講じたことで、2009年には50.7%に跳ね上がった。フランスでも2008年の53%が2009年には56.8%に達した。その後多くの国が支出の引き締めに向かった中で、フランスはオランド政権の5年間を通じてほぼ同水準の財政支出を維持し、平均値との格差が広がった。