オレンジ、銀行口座サービス「オレンジ・バンク」の概要を発表

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通信大手オレンジは20日に開いた新製品紹介の年次イベントの機会に、銀行口座サービス「オレンジ・バンク」の概要について発表した。オレンジは、保険大手グルパマの銀行子会社グルパマ・バンクの経営権を獲得しており、同社をベースに自前のブランド名を冠した銀行口座サービスに乗り出す。
5月15日に従業員を対象とするベータテストを開始、7月6日から顧客向けに販売を開始する。オレンジ・バンクの銀行口座サービスは基本的に無料で、デビットカードを無料で発行、口座維持手数料は、月間3回以上の利用(現金引き出し、決済等)がある限り無料とする。現金引き出しも、設置運営会社がいずれであっても、ユーロ圏全域で無料とする。所得水準等の制限は設けず、万人の申請に応じる。銀行口座のサービス開始後には、付帯するサービス(生保、住宅保険や自動車保険、消費ローン、不動産ローンなど)の取り扱いも開始する。モバイルを意識した使い勝手のよいサービス(SMSによる口座間送金の指図など)を売り物とし、IBMとの提携で確保した人工知能ワトソンを用いた1日24時間・年中無休のチャットボットをユーザーとのコンタクトの入り口とする。総勢100人のスタッフは、AIでは対応できない業務に専念する。また、「オレンジ・キャッシュ」の携帯端末による決済サービスも提供する。
オレンジは、140店の支店網を通じてオレンジ・バンクのサービスを取り扱う方針で、実店舗を持たないネット専業銀行との差別化を図る。支店網のATM配備も順次進める。携帯・固定の3000万人に上る顧客リストを持つ強みを生かすが、通信サービスとのカップリングによる割引などは行わない。オレンジは、オレンジ・バンクで200万人の顧客達成を目標に掲げ、金融サービス関係では2018年に4億ユーロの収入達成を目指す。