ルルー内相が辞任、娘2人を議員秘書に採用した件で

ルルー内相が21日に辞任した。下院議員時代に娘2人を議員秘書として採用していた問題で辞任した。後任にはフェケル貿易閣外相が任命された。
この問題は、20日にテレビ局TMCの人気番組「コティディアン」で報じられたのがきっかけで浮上。報道によると、内相は下院議員を務めていた2009年から2016年にかけて、2人の娘を時限契約の形で断続的に議員秘書として雇用。全体で24件の雇用契約を結び、合計で5万5000ユーロを公費から支払っていた。最初に雇用された時に娘は15才の高校生で、その後の採用では、企業インターンなどと掛け持ちになっている期間もあり、架空雇用である疑いも生じている。
ルルー内相は当初、社会勉強として仕事をしてもらったもので違法性はないと主張していた。検察当局は報道翌日の21日に、真相究明のための予備捜査を開始。オランド大統領は、架空雇用疑惑で追及を受けている共和党のフィヨン大統領候補の手前もあり、襟を正す姿勢を国民に示すことが肝心とみて、側近であるルルー内相を辞任させることを決めたものとみられる。ルルー内相は、身の潔白を主張した上で、政権運営に支障が及ばないようにするため、辞任を決意したと発表している。