オルリー空港で軍人襲撃事件、犯人は射殺

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パリ南郊オルリー空港の南ターミナルで18日朝、テロ警戒中の軍人が襲撃される事件があった。犯人の男は軍人らに射殺された。この事件により、オルリー空港発着便は一時、全面的に停止され、空のダイヤに大幅な乱れが出た。
犯人の男はチュニジア系フランス人のジエド・ベンベルガセム(39)。犯人は同日8時22分、3人組で空港ロビーを巡回中だった軍人のうち女性の軍人を襲撃し、散弾拳銃で脅してライフル銃を奪った。その時点で、残りの2人の軍人が犯人を射殺した。
犯人はこれより前、パリ郊外のビトリーシュルセーヌ市の行きつけの店で喧嘩となり、次いで自宅のあるガルジュレゴネス市に戻ろうとしたところを警察の検問に会い、散弾拳銃を発射して警官1人を負傷させた後、店に戻って散弾拳銃を発射。その後、通行人の自動車を奪い、オルリー空港に赴いて犯行を起こした。男は散弾拳銃のほかに、鞄の中にガソリン入りの容器とコーランを所持していた。
当局の発表によると、男は強盗や麻薬密売の犯罪歴があり、2011年から2012年にかけて服役中にイスラム原理主義の思想に接近したことが知られていた。2015年には、テロ事件後に家宅捜索の対象にもなったが、不審なところは見つからず、テロ対策関係の要注意人物リスト「ファイルS」には登録されていなかった。ただし、強盗事件の容疑で捜査対象となっており、保釈中の身だった。男はオルリー空港での犯行時に、「アラーのために死ぬ」と言っており、当局もテロ容疑で捜査を開始したが、イスラム過激派というよりは、個人的な問題から次第に追い詰められ、極端な行動に走った可能性が高い。事件後、犯人の自宅の捜索からはコカインが発見されており、遺体解剖からは、アルコール、大麻、コカインが検出された。