ペンス米副大統領、欧州訪問で懸念払拭に努める

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterEmail this to someoneBuffer this page

2月18日と19日の両日、毎年恒例の国際シンポジウム「ミュンヘン安全保障会議」が開かれた。トランプ米政権発足後で初の開催となり、米国がどのような見解を示すかが特に注目された。トランプ米大統領は、北大西洋条約機構(NATO)を「時代遅れの産物」と酷評したこともあり、欧州諸国は特にNATO問題について米国要人の発言を注視した。ペンス米副大統領は18日に行った演説で、NATOへの米国の「ゆるぎない支援」を確認したが、この演説において、副大統領は「欧州連合(EU)」という言葉を一度も国にしておらず、欧州諸国側の反応は厳しかった。副大統領をはじめ米国の出席者らは、恒例である演説後の質疑応答に応じておらず、スタッフの任命もまだ道半ばであり、新政権の方針自体が固まっていないことをうかがわせた。トランプ政権の迷走を前に、欧州諸国の参加者からは、欧州独自の防衛体制の確立を求める声も聞かれた。
ペンス副大統領は続いて20日にはブリュッセルを訪問。欧州理事会のトゥスク議長らとの会談の機会に、副大統領は、米国と欧州連合(EU)の間の提携と協力の関係を継続することを力強く確認するために、トランプ大統領の求めで今回の訪問を決めたと言明。欧州側が抱いている懸念の鎮静化に努めた。副大統領はまた、ブリュッセルのNATO本部を訪問。この機会には、軍事費の対GDP比率2%の公約達成を加盟国に対して改めて呼びかけた。

関連記事