大統領選:各候補の動きは

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レクスプレス誌などの依頼で行われた世論調査によると、政治家(大統領候補以外も含む)の好感度ランキングで、首位はマクロン前経済相となった。前経済相については合計で37%が好感を抱いていると回答(「支持する」が11%、「好感を持つ」が26%)。ただし、前月の前回調査からは3ポイントの低下を記録した。社会党のアモン候補と左翼党所属のメランション候補は共に33%で第3位となったが、アモン候補は10ポイントの上昇を記録、候補指名に前後して支持が急上昇した。一方、共和党のフィヨン候補は22%で10位となり、10ポイントの大幅低下を記録した。
フィヨン候補は自らを「止まらない列車」に例えて立候補を取り下げる可能性を全面的に否定。15日にはサルコジ前大統領と昼食会に臨む予定で、再び不穏な動きを見せていたサルコジ派を黙らせることにひとまず成功した。他方、追い風のアモン候補にとっては、左派の糾合を実現できれば決選投票進出も夢ではないが、とはいえ、とりわけ頑固なメランション候補の合流を得るのは難しい。アモン候補の陣営では、メランション候補本人の説得は諦めて、メランション候補の支持層のうち、社会党寄りの勢力を切り崩すのが王道だと考えており、右寄りに位置するマクロン前経済相の支持に流れた層の取り戻しとあわせて、今後のキャンペーンの成果が命運を分けることになる。
今や有力候補となったマクロン前経済相の陣営では、側近のフェラン下院議員がルモンド紙に寄せた論壇の中で、ロシアによるマクロン候補追い落としの陽動作戦が展開されているとの主張を展開。マクロン候補の政治運動「アン・マルシュ」のサーバーなどがウクライナ経由の攻撃(ウクライナ経由の攻撃はロシアのハッカーの常套手段)を受けていることを挙げつつ、マクロン候補個人を狙った偽ニュースの流布が既に見受けられると主張。親ロシア派のフィヨン候補やマリーヌ・ルペン候補(極右FN)が攻撃の対象になっていないのも示唆的だとして、偽ニュースに惑わされないよう、国民に対して呼びかけた。

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