文学理論家のトドロフ氏が死去

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文学理論研究の第一人者だったツベタン・トドロフ氏が7日、パリで死去した。77才だった。
トドロフ氏はブルガリア出身。フランスへは1963年に移住し、ロシア形式主義の文学理論の紹介・研究を足掛かりに、文学理論が注目を浴びていた60年代の仏文学研究界で活躍。ジェラール・ジュネットと共に創刊した文学理論誌「ポエティック」(1968年)は、記号論研究を世界的に推進する原動力となった。トドロフ氏はその後、1970年代で記号論的な考究をひとまず終え、全体主義批判や他者性の問題を巡る哲学的・思想史的な研究に移り、旺盛に著作を刊行した。最後の著作となる「芸術家の勝利」を14日に刊行する矢先の死となった。