共和党のフィヨン大統領候補、釈明記者会見で立候補取り下げを否定

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterEmail this to someoneBuffer this page

共和党のフィヨン大統領候補は6日、記者会見を行い架空雇用疑惑について釈明を行った。フィヨン候補はこの中で、違法性は一切ないというこれまでの説明を繰り返した上で、現在では人々の考え方が変わり、かつては普通だったことが受け入れられなくなっているとして、その限りで自らの過去の行動は過ちであったと認めて謝罪した。フィヨン候補は立候補取り下げの可能性を全面的に否定し、最後まで選挙を戦うと宣言した。
フィヨン候補は、ペネロピー夫人を議員秘書として雇用していた件で、電話の応対をしたり、日程を決めたりと、表には出ないが重要な仕事をしていたなどと述べて、全期間の平均報酬が月額3677ユーロ(手取り)という所得を正当化する働きがあったと断言。夫人が過去のインタビューで「夫の政治的な活動には一切かかわったことがない」と言明していたことについては、文脈を無視した不誠実な引用であると抗弁した。フィヨン候補はまた、自らの資産状況などを公開すると約束、文書を同日中に公表した。
フィヨン候補はまた、立候補を取り下げる可能性を全面的に否定し、疑惑浮上の背景については再び陰謀論を持ち出し、まったく新しい政策を掲げる自らを快く思わない勢力が、世論の目をよそに向けさせようと起こしたことに違いないと述べた。共和党内では、フィヨン候補を降ろして別な候補を擁立しようとする動きもあったが、人選や擁立の方法を巡り足並みが揃わず、フィヨン候補を降ろしても打つ手がないという台所事情がある。このため、記者会見後には、サルコジ派を中心にフィヨン候補への支持を確認するコメントが相次いで出され、表向きはフィヨン支持で当面は対応という流れになった。ただ、当局による事件の捜査の行方次第では厳しい状況となることも予想される。

関連記事