欧州連合(EU)首脳会議:トランプ米政権への対応や欧州建設の今後など協議

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欧州連合(EU)は2月3日、議長国マルタの主催で首脳会談を開いた。難民問題での協力などを盛り込んだ共同宣言を採択した。
今回の会談では、トランプ米新政権が欧州への対決姿勢を強める中で、各国がどのような対応を見せるかが注目されていた。ドイツのメルケル首相は、テロ対策などトランプ政権に同意できない点もあるとしたうえで、欧米間の関係を維持することが大切だとの見解を示し、米国との関係に配慮する姿勢をにじませた。欧州理事会のトゥスク議長も、今回の首脳会談に先立ち、トランプ新政権を脅威と位置付けていたが、会談の機会には、「これまで自由な世界の柱の一つだった欧米間の協力関係を維持する」ことの重要性を強調するなど、バランス感覚を保ちつつトランプ政権に対峙する姿勢の表明が目立った。
首脳会談の機会には、3月25日にローマで記念式典が予定されているローマ条約60周年記念にあわせて、今後の欧州建設の方向性に関する意見交換も行われた。英国のEU離脱を踏まえつつ、メルケル独首相は、すべての加盟国がすべての統合に参加するのではなく、特定の案件で一部の諸国が先行統合を進める形での統合強化に言及。ベネルクス3国も同様な方針を示唆した。オランド仏大統領もこれを「可能な道の一つ」であると認めた。