非接触モード決済、上限額引き上げ決まる

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決済カードの運営主体グループマン・カルトバンケールはこのほど、非接触モードの決済上限を引き上げることを決めた。1件につき20ユーロを30ユーロへ引き上げる。9月から実施する。
非接触モードによる支払いは店舗決済において10%を占めるに至っている。20ユーロが上限だと、店舗決済の43%が対応する計算になるが、30ユーロへ上限を引き上げると、60%をカバーできることになる。非接触モードの導入では、大規模店舗における現金決済の件数を5-10%削減する効果が得られたという。
上限を引き上げるには、決済端末とカードの両方を調整する必要がある。決済端末については、この3月から9月にかけて調整を終了する予定。カードについては、更新及び新規で発行されるカードから新上限に対応する。カードの有効期限は2-3年が専らであることから、新上限に対応するカードが市中のカード全体に占める割合は、2018年末に40%に達するものと予想される。
欧州諸国を見ると、上限額は英国で30ポンド(35ユーロ)と高めで、ポーランドでは12ユーロと低い。ちなみに、フランスでは、カード決済額の平均は45ユーロとなっている。グループマン・カルトバンケールでは、安全性と利便性が両立できる水準として30ユーロへの引き上げを決めたと説明。非接触モードの導入は不正使用率(2015年に0.040%)の上昇を招いていないとも付け加えている。