共和党のフィヨン大統領候補、新たな疑惑が浮上

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共和党のフィヨン大統領候補を巡る新たな疑惑が29日までに報じられた。2005年から2007年まで、上院議員として総額2万1000ユーロの不明朗な資金を受け取っていたという。
上院の保守・中道議員団は2002年以来、各議員が支出を決められる秘書向けの報酬の残余分を一つにまとめて、所属議員向けに再分配する仕組みを作っていた。これは、保守と中道の議員団が統合された際に、要職を外れることになった中道議員への処遇として導入された制度といい、資金は新設の団体にまとめられ、その団体から議員らに割り振られていたという。フィヨン氏は、シラク政権の閣僚を辞して2005年に上院議員となり、その後、サルコジ政権下で首相に起用される2007年まで、上院議員を務めたが、この期間に、この団体から7回に渡り小切手で資金供与を受け、総額で2万1000ユーロを受け取ったという。
この件では、2009年以降の顛末に限り、予審判事による捜査が続けられており、これまでに数人の議員らが予審(担当予審判事が起訴の是非を決めるために行う裁判上の手続き)の開始通告を受けている。資金再分配の仕組みが不法であったことはまだ立証されておらず、フィヨン氏も今のところこの件で追及を受けてはいないが、新たな資金供与の案件の浮上により、フィヨン氏は一段と厳しい状況に追い詰められた。
なお、フィヨン氏は同日、支持者らを集めて集会を開催。一連の暴露報道を自らを狙った策略であるとした上で、断固として戦うなどと言明した。
JDD 2017-01-29