パリ市、ステッカーによる車両通行規制を開始

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パリ市で16日から排出ガス低減性能を表示するステッカーを貼っていない旧型車両の通行制限措置が適用される。このステッカーは仏政府が大気汚染対策の一環として昨年中に導入した制度で、自動車の排ガスを汚染度の小さいものから順にゼロから6までの7段階で評価し、これを色分けしたステッカーで表示。レベル6に相当する汚染度の大きい旧型車(乗用車の場合は1996年12月31日以前、商用車は1997年9月30日以前、二輪車は2000年5月31日以前に登録したもの)はステッカーを取得できず、ステッカーのない車両はウィークデイ(月-金)の8-20時に市内の通行を禁止される。違反者には68ユーロの罰金を科すことが規定されているが、当局は当面は教育的指導を優先する方針で、罰金の実際の適用は数ヶ月後からとなる。通行制限の対象は7月からレベル5(1997年1月1日から2000年12月31日の期間に登録されたディーゼル車)にも拡大され、その後も段階的な拡大が見込まれている。
パリ市では従来、大気汚染濃度が警戒域に達した場合に、車両の排出ガス低減性能とは無関係に、ナンバープレートの末尾が偶数あるいは奇数の車両のみに通行を認めるという方式で車両通行規制を実施してきたが、ステッカー制度の導入に伴い、この方式は廃止される。
パリ市が先鞭をつけたが、ステッカー制度に依拠する車両通行規制は2020年までに全国の20前後の大都市圏でも導入される見通し。
ドライバーは政府が開設したウェブサイト(www.certificat-air.gouv.fr)で自動車登録番号を記入してステッカーを申請し、4.18ユーロを支払えば、郵送でステッカーを受け取れる。これまでに250万人前後のドライバーがステッカーを購入した。