ニホンザルとシカが交尾、ヒト以外の「獣姦」は初

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ニホンザルがメスのシカと交尾する姿が研究者により目撃された。報告が10日付の専門誌Primatesに掲載され、その場面を映した動画が公開された。
この発見は、仏国立科学研究センター(CNRS)とストラスブール大学の研究チームにより、屋久島でのフィールドワーク中になされた(2015年11月)。屋久島では、ニホンザルがシカに馬乗りになって遊ぶという姿が以前から観察されており、研究チームはこれを撮影していたところ、問題の行為に遭遇した。ニホンザルとシカでは形状の問題から性器の挿入は成立しないが、マウントするような形で疑似的な性交をした後、サルはシカの背中に射精した。論文を執筆したセドリック・シュウール教授によると、事故で射精に至ったとは考えられず、目的意識を持った行為であることに間違いはないという。シカの側に嫌がる様子はなかったが、このサルが別のシカに対して同様の行為をしようとしたところ、シカが嫌がったのでやめた場面や、別のサルが近づいてきたらこれを追い払おうとした場面などが観察されている。
これほど離れた種の間の交尾は、ヒトの場合を除いては観察例がなく、ヒト以外の初の「獣姦」の目撃例ということができる。問題のサルは社会的な地位が低い個体で、通常の交尾をする権利がないため、このような行為に及んだという仮説が提起されている。シュウール教授は、この行為を他の個体が模倣する形で文化として継承されることがあるのか、観察を続けたいと話している。