仏人宇宙飛行士のトマ・ペスケ氏、17日に国際宇宙ステーションに出発

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フランス人宇宙飛行士のトマ・ペスケ氏(38)が11月17日、国際宇宙ステーション(ISS)に向けて出発する。カザフスタンのバイコヌール基地から、ロシアのソユーズロケットが打ち上げられる。乗組員は、ロシア人と米国人の全3名で、6ヵ月に渡り一連の科学実験を行う。
フランス人宇宙飛行士はペスケ氏で10人目。ペスケ氏はCNES(フランス国立宇宙研究センター)が進める無重力状態における人体機能に関するデータ収集などの研究プログラムに主に取り組む。
ペスケ氏のミッションについてはフランスのマスコミが連日大きく取り上げており、注目度が高い。経済紙レゼコーは17日付で、これに関連してフランスとロシアの宇宙開発に関する協力について報道。フランスの宇宙機産業はロシアに年間4億ユーロを輸出しており、関係は深いものの、このところは政治的な対立を背景に、新規のプロジェクトがまとまらない状況に陥っている。ペスケ氏の出発に当たっても、本来なら、両国の宇宙開発協力50周年の記念を兼ねて、オランド仏大統領がロシアのプーチン大統領と揃って現地を訪問するはずだったが、これは実現しなかった。政治的な対立に加えて、ロシア側が経済危機を背景に重大な予算難に直面しているという問題もある。ロシア政府は、国営ロスコスモスの2016-2025年予算について3割カットを決定。新プロジェクトを進めようにも余裕がないという現実がある。

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