ナント新国際空港建設計画:高等行政裁が反対派の訴えを棄却

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ナント高等行政裁判所は14日、ナント新国際空港建設計画を許可した県庁令を適法と認める判決を下した。反対派の訴えを退けた。
この裁判では、刑事訴訟における検察に相当する報告官が、予定地にある湿地帯の破壊につながる建設計画について、その保護を規定した法令が順守されておらず、既存空港の拡張を含めた代案の検討も不十分であるとの理由を挙げて、県庁令の一部を無効とするよう求める報告を行っていた。高等行政裁はこの報告には従わず、県庁令の適法性を全面的に追認する判決を下した。
反対派はこの判決を不服として、行政最高裁(コンセイユデタ)に上告することを決めたが、上告によっては高等行政裁の判決の効果は中断しない規定になっており、政府は県庁令を執行して工事を開始することができる。バルス首相は、この秋に工事を開始するとの政府の既定の方針を実行する根拠が得られたとして判決を歓迎。現場を占拠する抗議行動を続けている反対派の排除を含めて、強制的措置に着手する考えを再確認した。環境派がこれに反発するのは必至で、大統領選挙直前という微妙な時期に、治安部隊を投入してまたひと騒ぎ起きるという政府にとっては痛しかゆしの展開になった。