共和党の大統領候補予備選:サルコジ前大統領への批判目立つ

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共和党による大統領候補選出の予備選で、11月3日夜に2回目のテレビ討論が行われた。7人の候補者が揃って参加した。特にサルコジ前大統領と、支持率が低めの候補の間で厳しいやり取りが目立った。
2回目となった今回の討論では、サルコジ政権時代の成果に関する評価が争点の一つとなった。サルコジ氏が内相時代に英国との間で結ばれた流入移民の受け入れに関する協定については、最有力候補であるジュペ元首相を含めて全員が見直しを要求し、サルコジ氏の過去の政策運営を暗に批判する材料とした。コペ下院議員(元予算相)は、リビアへの介入について前大統領の責任を追及。コシュスコモリゼ下院議員(元エコロジー相)は、サルコジ前大統領の右傾化を批判し、環境政策に関する後ろ向きの姿勢についても問い質した。他方、ジュペ元首相に対する批判が向けられる場面はあまりなく、元首相にとってはラッキーな展開となった。元首相は自らの政策提言を説明した上で、自らは反サルコジの候補ではなく、極右「国民戦線(FN)」と、大統領職の価値を引き下げたオランド現大統領と戦う候補であると位置づけ、大統領の尊厳を回復し、国民の結集を目指すなどと述べた。サルコジ前大統領は、ジュペ元首相が中道野党MODEMのバイルー党首と結び、中道勢力の言いなりになるつもりだとの趣旨の攻撃を繰り返したが、元首相は噂されている「密約」の存在を否定し、「些細な問題にここまでこだわるのに大いに驚いている」などと答えて攻撃をかわした。