フランスの葬儀業界事情

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11月1日の万聖節はフランスでは年に一度の墓参の日に当たる。ルモンド紙はこの機会に葬儀業界の現況を紹介する記事を掲載した。フランスでは、2015年の死者数が59万4000人に上り、前年比で6.1%増加、戦後最多の数字となった。人口高齢化に伴い、死者数は今後も増える見通しで、2050年には77万人に達するとの予想もある。葬儀業界の年間売上高は現状で25億ユーロに上るが(INSEE推計)、死者数の増加に伴い、市場規模は右肩上がりの増加を見込める。業界最大手は老舗のOGFで、複数のブランドを展開、現在はロシア人実業家アレックス・クナステル氏の傘下となっている。対抗馬はフュネカップで、ロック・エクレールの買収により企業規模を大きく拡大した。他方、共済保険のMGENとアルモニー・ミュチュエルは共同で2015年に葬儀業ブランド「メゾンデゾプセック」を立ち上げて参入。保険の顧客との間で培った信頼関係を武器に浸透を強めることを狙っており、企業買収に3000万ユーロの軍資金も用意した。パリ、リヨン、ツールなど大都市の市役所との提携も展開している。