カナダとEU、CETAに調印

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カナダと欧州連合(EU)の間で、CETA(包括的経済貿易協定)が30日に調印された。カナダのトルドー首相が同日にブリュッセルを訪問、欧州理事会のトゥスク議長、欧州委員会のユンケル委員長と共に調印式に出席した。
調印は28日に行われる予定だったが、ベルギーのワロン議会が承認に反対したことから、EUが全体として協定を承認することができず、調印が宙に浮いていた。結局、ワロン議会はベルギー連邦政府などとの協議を経て説得に応じ、承認への拒否を取り下げた。これによりようやく調印が可能になった。
CETAは7年越しの交渉の末に実現の運びとなったもので、調印に失敗すれば、EUの国際的な信用が失墜する恐れがあった。ただ、CETA発効の手続きはこれで終わったわけではない。加盟国に主権がある項目については、各国の批准が終わらなければ発効せず、これにはまだ数年間がかかると考えられる。調印までのいざこざを考えると、一部の国で批准がすんなり決まるとは限らない。それまでは、加盟国の主権には依存しない協定中の項目に限り発効することになる。