失業者数、9月に大幅減

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25日発表の公式統計によると、失業者数(本土)は9月に前月比で6万6300人の大幅減(1.9%減)を記録、総数では349万500人となった。月間の推移として、1996年以来で最大の下げ幅を記録した。失業者数は8月には5万200人の大幅増を記録していたが、9月には前月の増加幅より大きい減少を記録。出入りが大きい動きが続いていることになるが、政府は、四半期ごとの推移では今年に入りこれで3四半期連続で減少を記録したと指摘、雇用情勢が全体として改善に向かっていることの証だと強調した。
過去1年間では失業者数は1.7%の減少を記録した。年頭来では失業者数は9万人減少した計算になる。半面、当該月に一定の就労実績がある求職者を加えた失業者総数は9月末で548万人(本土)となり、こちらは1年前から1%増加した。これは、非正規雇用が拡大したことを示しており、企業が柔軟性を最大限に確保する方向で雇用方針を決めていることを示唆している。他方、政府が推進する「失業者への職業訓練無料提供の増加(50万人分)」により人為的に失業者が減った可能性があるとの批判に対しては、政府は、失業者の統計に合算されない「D分類」(職業訓練中の者などが含まれる)の数が9月には増えていないことを挙げて反論しているが、第3四半期(7-9月期)でみるとD分類は6.8%の増加を記録しており、失業減の見掛け上の効果があったことはやはり否定できない。