フランスの肥満者、人口の15.7%に

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仏InVS(保健サーベイランス研究所)の疫学週報(BEH)最新号は、フランスにおける肥満の現状に関する調査結果を発表した。30才以上の3万人を対象にしたコホート調査の第1回結果として公表した。これによると、30才以上では、男性で56.8%、女性で40.9%が過体重(ボディマス指数で25以上)に分類された。肥満(同30以上)者が占める割合は、男性で15.8%、女性で15.6%となった。
欧州諸国で比較すると、フランスは肥満者の割合(15.7%)でほぼ平均(15.9%)並みの水準となった。ちなみに、肥満者が占める割合はマルタで26%と特に高く、英国(20.1%)やスペイン(16.7%)もフランスより高くなっている。
時間を追った推移については、過去の統計とは算出方法が違うこともあり、比較が難しい。過去の統計によると、肥満者が占める割合は、2009年に14.5%、2012年に15%となっているが、これらはより若い年齢層を対象にした調査であり、単純な比較はできない。年齢層が高いほど肥満も増える傾向があることから、15.7%という今回の統計値は、状況が若干改善したことを示唆している可能性もあるという。
今回の調査からは、上述のように年を経るにつれて肥満が増える(30代で11%、60代で19%)傾向が確認された。性別でみると、若いうちは女性の方が肥満者が占める率が高く、50代になるとこれが逆転することが分かった。所得水準では、低所得者ほど肥満が多いという傾向があり、月額所得が1000ユーロ未満では25%近くが肥満者で、逆に、4200ユーロ超になるとこの比率は10%を割り込むという。