自動運転車、現在の技術は未熟

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仏自動車専門誌「Auto Plus」が自動運転機能を備えた乗用車の走行試験の結果を発表した。この試験はモンレリ(エソンヌ県)のサーキットで行われ、突然に出現した障害物を自動運転車が回避できるかどうかを確かめた。「自動運転モードが作動している状況で、前を走る車両が、路上に停止している別の車両を避けるために、急に走路を変更した結果、前方に突然に障害物(停車車両)が出現した場合に、それを避けられるかどうか」を、7車種でテストした。結果は惨憺たるもので、合格したのは前方車両との車間距離を十分にとるメルセデスベンツ・Eクラスのみ。テスラ・モデルSは4回のテストで2回失敗し、ほかの車種(メルセデスベンツ・Cクラス、アウディ・A4、BMW・7シリーズ、フォルクスワーゲン・パサート、ボルボ・S90/V90)は全滅だった。
一方、ドイツでは、連邦自動車庁(KBA)がテスラに対して、自社製品の広告で「自動運転(Autopilot)」という言葉の使用を停止するように要求した。KBAはAutopilotという言葉が顧客の誤解や混乱を招く恐れがあると判断している。テスラは2015年10月からモデルSでAutopilotシステムを提供してきたが、2016年に入り、1月に中国で、5月には米国で事故が起きており、これを受けてKBAはこのシステムについて調査を進めてきた。9月にはドイツでも事故が発生した。テスラ側はドイツでの事故はAutopilotの不具合ではないとしており、また、顧客に対しては、Autopilotは運転支援システムであり、ドライバーが常に注意し続ける必要があることをきちんと説明していると強調している。