麻薬中毒者向け施設、パリ市内に開所

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterEmail this to someoneBuffer this page

パリ市内で11日、麻薬中毒者に麻薬消費のための衛生的環境を提供する施設の開所式が行われる。トゥレーヌ保健相とパリ市のイダルゴ市長らが列席する。
この施設は、パリ北駅近くのラリボワジエール病院(10区)内に整備された。病院とは別な入口を設けて、注射針や吸引機などを提供する。麻薬は施設を利用する中毒者が持ち込み、個人的な利用に相当する量であれば、患者と施設職員のいずれも所持・ほう助等の刑事責任を問われることはない規定になっている。
衛生的な環境を提供し、感染症や大量摂取のリスクを軽減するための試みで、この種の施設は、ベルン(スイス)、バンクーバー(カナダ)、ベルリン(ドイツ)、バルセロナ(スペイン)などに例があるが、フランスでは実現していなかった。パリでの整備でも反対運動などを受けて実現が遅れたが、ようやく開所に至った。2015年12月に可決の保健法に基づく試験設備(期限6年間)として整備、運営は市民団体が受託する形で行う。パリに続いて、ストラスブールでも1ヵ月以内に開所する予定となっている。