2016年の経済成長、1.3%に留まる見通し

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INSEEは6日、経済成長見通しを公表した。2016年通年の経済成長率が1.3%となり、政府の公式予測である1.5%に及ばないと予測した。
INSEEは6月時点までは、政府公式予測並みの1.5%の成長率を予測していたが、これを下方修正した。2015年の成長率1.2%とほぼ変わらない水準に成長が留まると予測、成長の加速はほとんど見られないと予想した。四半期ごとの成長率(前の期比)は、第1四半期に0.7%を記録した後、第2四半期にはマイナス0.1%と後退に転じており、第3四半期に0.2%、第4四半期には0.4%と予想した。通年成長率は、春に続いたストの影響で0.1ポイント分、夏に発生した一連のテロ事件で0.1ポイント分、それぞれ低下するという。項目別では、外需が0.4ポイント分のマイナス貢献(通年)となり、輸出が0.7%増と、前年の6.0%増を顕著に下回る水準に留まるのが響く。ただし、輸出の不振には、エアバスの引き渡し遅れと小麦不作の影響が大きく、一時的な要因に左右されているとも考えられる。
経済成長率が予想を下回る水準に留まることで、政府の予算運営は来年にかけて厳しくなる恐れがある。政府は2017年に財政赤字の対GDP比を2.7%まで圧縮すると約束しているが、その実現は既に危ぶまれており、経済成長の不足で状況は一段と困難になった。