オランド大統領、アルキ問題で政府の責任を認める

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterEmail this to someoneBuffer this page

オランド大統領は9月25日、パリのアンバリッドで「アルキ」の追悼式典を行った。アルキは、アルジェリア独立戦争当時にフランス軍の指揮下で働いたアルジェリア人の義勇軍で、アルジェリア独立後にアルジェリアに置き去りにされる格好になり、虐殺や差別の対象になった。フランスに移住できた人々とその家族も、非人間的な待遇の施設に長らく収容されるなど、多くの傷跡を残した。9月25日はシラク大統領時代にアルキの追悼・記念日に定められ、毎年行事が行われているが、オランド大統領は今回、歴代の大統領としては初めて、アルキに対するフランス政府の責任を公に認める発言を行った。オランド大統領は2012年の大統領選で、アルキに関する政府の責任を認めると公約していたが、その公約を任期中最後となる記念日で話したことになる。
式典にはサルコジ前大統領や極右「国民戦線(FN)」のマリーヌ・ルペン党首らも出席。オランド政権も表向き、この件を次期大統領選に向けた集票の道具にはしない考えを示している。政府が公式に責任を認めたことで、今後はアルキとその遺族への補償が懸案になる。