ルノー・日産、生産台数で世界2位に躍進か

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自動車関連調査会社Inovevによると、仏日自動車大手ルノー・日産連合の2017年の生産台数は1070万台に達し、独フォルクスワーゲン(VW)の1080万台に次いで僅差での世界2位に躍進する見通しだという。なお、これは、ルノー・日産と資本提携した三菱自動車(100万台前後)、および、ルノー・日産が資本の過半数を取得する見通しの露アフトワズの販売台数を含めた数値。
2015年の実績では、ルノー・日産の生産台数は853万台で、トヨタ(1008万台)、VW(993万台)、米GM(980万台)に次いで世界4位だった。ルノー・日産のゴーンCEOは世界3位を目指すとしているが、Inovevは、2017年のトヨタの生産台数を980万台、GMの生産台数を1010万台と予想、GMは3位のままだが、トヨタが4位に転落するとみている。
ルノー・日産の躍進は、他社と比べて販売台数の成長ペースが速いことにも支えられている。特にルノーは低価格車で販売台数を伸ばしており、2016年上半期に13.4%増を記録した(VWは1.2%増、トヨタは0.3%増)。VWは排ガス不正問題、トヨタは日本の景気低迷で伸び悩んでおり、ルノー・日産にとり相対的に有利な状況が生じている。
生産台数で世界の上位に浮上することは、イメージの面でインパクトがあるが、ルノー・日産は営業利益率の低さが弱点で、この面ではトヨタなどに遅れをとっている。2015年にトヨタの営業利益率は10%に上ったが、ルノーは5.1%、日産は6.5%だった。また株価時価総額でも、トヨタの1800億ユーロと比べると、日産の400億ユーロ、ルノーの220億ユーロは見劣りする。

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