「汚い」ディーゼル車、欧州で3000万台近くに

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環境保護NGO「Transport & Environment (T&E)」は9月19日、欧州で使用されているディーゼル車のNOx排出量に関する包括的な調査結果を発表し、欧州連合(EU)の規制で定められた制限値を大きく上回るNOxを排出している「汚い(dirty)」ディーゼル車(小型商用車を含む)は2900万台に達していると警告した。
調査は、EU加盟国当局により、EUの最近の規制である「EURO5」および「EURO6」に適合していると認証されたディーゼル車230車種ほどを対象に、英仏独各国政府が実施した調査結果や、ほかに公表されているデータベースなどの情報を総合したもの。「汚い(dirty)」とは、制限値の3倍以上のNOxを排出することを指している。2010年から2014年に販売された「EURO5」対応ディーゼル車の5分の4、2015年から販売されている「EURO6」対応車の3分の2が、「汚い」ことが判明したという。
「汚い」ディーゼル車の数を国別に見ると、フランスが552万7000台でトップ、ドイツが532万1000台で続き、英国が431万台、イタリアが313万9000台、スペインが189万7000台、ベルギーが137万9000台などとなっている。
この調査のきっかけはもちろん独フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題だが、T&Eは、EURO6対応車に限るとVWは最も汚染度が小さいブランドであり(制限値の2倍)、逆に伊フィアットやスズキは制限値の15倍、ルノー・日産は14倍、オペル/ボクスホール(米GM傘下)は10倍など、はるかに汚染度が高いと強調している。

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