欧州委の著作権制度改正案、動画共有サイトに監視を義務付け

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報道によると、欧州委員会が9月14日に提示した欧州における著作権制度の改正案は、YouTubeやDailymotionのような動画共有サイトに対して、著作権で保護されているコンテンツの違法な共有を防止するための監視を義務付けている。改正案が採択されると、YouTubeやDailymotionは共有されるコンテンツの著作権侵害の有無を監視するために追加コストを負担しなければならない可能性がある。
YouTubeはすでに、著作権者がYouTube 上の自分のコンテンツを特定し、管理できるように、「Content ID」というシステムを設定しており、コンテンツ所有者からの申し立てに応じて、閲覧をブロックしたり、動画に広告を表示させて収益化するなどの可能性を提供している。しかし著作権者側はこのシステムは制約が大きすぎるなどの不満を表明して、システムを利用してしない。
YouTubeを運営するグーグルは、欧州委の提案はContent IDの重要性を認めるものだと賞賛したうえで、インターネット上にアップロードされた全てのコンテンツが弁護士による検討を経た上でないと閲覧可能にならないような状況に繋がるリスクも孕んでいると指摘した。インターネット事業者団体からは、すでに利用可能なContent IDを使わずに、欧州委に働きかけて規制を強化させようとする著作権者の立場は偽善的だとの反論も出ている。