エルメス、業績好調:中期目標値の発表中止で株価急落

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterEmail this to someoneBuffer this page

高級ブランドの仏エルメスは9月14日、2016年上半期の業績を発表した。売上高は24億4000万ユーロ(為替調整後で前年同期比7%増)、営業利益8億2700万ユーロ(前年同期比11%増)と好調だった。ただし、今回から中期的な売上高目標値の発表を止めたことなどが市場の不安を招き、同日の終値は8.8%の大幅安となった。エルメスは、「経済、地政学、為替面での世界的な先行き不透明感」を理由に、数値目標の発表を今後は控えると説明している。
製品の種類別では、皮革製品で16%の増収を記録したが、衣料は1.7%、スカーフは6.9%の減収となった。スカーフは、仏を訪れる外国人観光客が土産用に購入するケースが減ったのが響いた。皮革製品の増収には、2015年に開設した工房が本格稼働を始めたのが貢献した。売行好調でストックが底を付き始めていることから、今後は伸びの鈍化が予想される。新たな工房の生産開始にはさらに2-3年はかかる見通し。